宇宙太陽光発電システム(SSPS)
静止軌道上に人工衛星を浮かべ、宇宙の太陽光をマイクロ波やレーザー光に変換してエネルギーを地上に送り、発電する計画がある。
1960年代にNASAのピーターグレイザーがマイクロ波による宇宙太陽光発電システムを提唱した。しかし、検討が進むにつれ、1)規模の大きさが甚大となる、もしくは、2)コストが大きくなる。3)打ち上げ重量が大きくなり、打ち上げ回数が莫大となるため、計画は一度
中止に追い込まれた。
その後、2000年度までにフレッシュルックスタディにより計画が見直されて研究は復活した。
その間、日本ではJAXAが旧NASDA、ISAS時代より研究を現在まで継続してきた。
現在、マイクロ波方式とレーザー方式によるSSPSの検討が継続されている。