マグネシウムサイクル


 日本の東工大矢部・内田グループが提唱するエネルギーサイクルシステムである。
マグネシウム金属の化学的ポテンシャルエネルギーを利用する。マグネシウムを高温の水に入れると酸化マグネシウムとなり、その際、熱エネルギーと水素が取り出せる。このマグネシウムを動力源とするエンジンや、マグネシウム電池などとして使用することが提案されている。酸化マグネシウムが使用後に残るが、これを太陽光励起レーザーでもとのマグネシウム金属にもどし、エネルギーサイクルを確立する。
 マグネシウムは海に豊富に存在する。砂漠の一角に太陽光励起レーザーのプラントを構築することで世界のエネルギーがまかなえるという。



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酸化マグネシウムの還元

リサイクル可能な空気電池